保険会社主張の過失割合「2対8」を「5対95」まで大幅改善した事例

後遺障害等級
なし
傷病名
頚椎捻挫、腰部挫傷
保険会社提示額
交渉前
最終獲得額
142万円

ご相談内容

被害者 40代 男性
部位 首、腰
傷病名 頚椎捻挫、腰部挫傷
後遺障害等級 なし
獲得金額 142万円

相談内容:不合理な過失主張への不満

事故の概要:
当方青信号、相手方信号機なしの交差点での出合い頭の自動車同士の事故です。ご依頼者様の車両側が青信号を順守して直進していたにもかかわらず、相手方保険会社は「見通しの良い交差点での事故」として、ご依頼者様にも2割の過失がある(当方2対相手方8)と主張してきました。

怪我の状況と相談の動機:
ご依頼者様は頚椎捻挫、腰部捻挫を負い、治療の早期段階でご相談いただきました。
相手方保険会社からの一方的な過失割合の主張に対し、「納得がいかない」「このままでは損をしてしまう」と強く不満を感じたため、過失割合の適正化と適切な賠償金額の獲得を目指して、当事務所にご依頼いただきました。

サポートの流れ

項目 サポート前 サポート後 増額幅
後遺障害等級
入通院慰謝料 80 80
休業損害 17 17
逸失利益 0 0
後遺障害慰謝料 0 0
入通雑費 0 0
交通費 0 0
治療費 51 51
過失相殺 -6 -6
合計 0 142 142
単位:万円

サポートの流れ:過失割合の交渉と賠償金獲得

①早期の介入と方針決定:
治療の早期段階で受任し、まず不当な過失割合の主張を是正することを交渉の最重要課題と設定しました。

②過失割合の主張と立証:
事故状況を詳細に検討し、当方の信号遵守義務と相手方の信号のない交差点での注意義務違反を根拠に、当方の過失は限りなくゼロに近いことを主張しました。
相手方保険会社は判例タイムズを根拠に「2対8」を譲りませんでしたが、当事務所はドライブレコーダーや現場状況などの証拠を基に、粘り強く交渉を展開しました。

③過失割合の大幅改善:
結果として、相手方保険会社の当初主張「2対8」を「5対95」(ご依頼者様5対相手方95)まで大幅に改善させることに成功しました。これにより、ご依頼者様の過失相殺の割合が劇的に低減し、賠償額の減額を最小限に抑えることができました。

④適正な賠償金額の獲得:
過失割合の交渉と並行して、治療費、休業損害、そして通院(傷害)慰謝料について、裁判所基準に近い金額を求めて交渉。最終的に、当初提示がなかった状態から142万円の賠償金を獲得し、解決となりました。

解決内容

通院(傷害)慰謝料: 80万円を獲得。これは、裁判所基準(弁護士基準)に近い水準で交渉をまとめた結果です。

過失割合の改善: 当初主張の「2対8」から「5対95」へ改善したことで、ご依頼者様の過失相殺の割合が20%から5%へと劇的に減少し、賠償金からの減額を最小限(わずか6万円)に抑えることができました。この交渉がなければ大幅に減額されていた可能性があります。

ご依頼者様は、過失割合が大幅に改善され、最終的な解決内容にも大変ご満足いただけました。

所感(担当弁護士より)

本件の最大の教訓は、「過失割合交渉の専門性」が賠償金の最終的な金額を大きく左右するということです。

相手方保険会社は、定型的な判断基準(判例タイムズ等)を盾に、ご依頼者様が納得できない過失割合を主張してきます。特に、今回は当方に青信号という有利な条件がありながら、2割の過失を主張されたという点に、不合理な交渉の姿勢が見て取れました。

当事務所は、単に慰謝料の増額を交渉するだけでなく、事故直後のご相談段階から過失割合の適正化に注力しました。結果として過失割合を「5対95」まで改善し、さらに治療費・休業損害・慰謝料のすべてにおいて適切な金額を積み上げたことで、「過失相殺による減額を最小限に抑えつつ、賠償金総額を最大化する」という理想的な解決を達成できました。

過失割合に少しでも疑問を感じたら、ぜひお早めにご相談ください。

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