ご相談内容
| 被害者 | 20代 女性 |
|---|---|
| 部位 | 顔、手 |
| 傷病名 | 左頬骨骨折、左下顎骨骨折 右顔面肥厚性癒痕 左手関節尺側肥厚性癒痕 |
| 後遺障害等級 | 11級 |
| 獲得金額 | 2311万円 |
信号機のある交差点をバイクで直進していたところ、対向車線から右折してきた相手方の自動車と衝突する事故(いわゆる右直事故)に遭われました。
この事故により、顔面(頬骨・下顎骨)の骨折や顔・手首の傷跡(癒痕)、骨盤骨折、リハビリ病院への転院後に判明した膝の脱臼など、全身に非常に重いケガ(外傷性多発性骨折)を負われました。
長期にわたる治療期間中には、ご妊娠・ご出産という大きなライフイベントも経験されながら懸命にリハビリを続けられました。健康保険を使用して治療を終え、後遺障害診断書を取り付けている段階で、「今後の人身損害の示談交渉を弁護士に任せたい」と当事務所へご相談にいらっしゃいました。なお、事故当初、相手方からは過失割合について「20対80(被害者様が20)」と言われている状態でした。
サポートの流れ
| 項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
|---|---|---|---|
| 後遺障害等級 | – | 11級 | – |
| 入通院慰謝料 | – | 155 | 155 |
| 休業損害 | – | 126 | 126 |
| 逸失利益 | – | 1,911 | 1,911 |
| 後遺障害慰謝料 | – | 378 | 378 |
| 入通雑費 | – | 8 | 8 |
| その他損害 | – | 44 | 44 |
| 交通費 | – | 2 | 2 |
| 治療費 | – | 93 | 93 |
| 過失相殺 | – | -406 | -406 |
| 合計 | 0 | 2,311 | 2,311 |
| 単位:万円 | |||
本件の大きな争点は、「若年女性の顔面の傷跡や顎の症状(食べづらさ)、関節の可動域制限に対する適正な逸失利益の獲得」と、「当初20対80と主張されていた不利な過失割合の是正」の2点でした。
当事務所の弁護士が代理人として介入し、まだ20代と若く現在もお仕事をされている被害者様の将来の労働能力低下(後遺障害11級)について、裁判所基準(弁護士基準)に基づく正当な賠償金(逸失利益や後遺障害慰謝料)を算定しました。
また、交差点内での事故状況を精査し、過失割合についても相手方保険会社と強く交渉を行いました。
解決内容
最終獲得金額: 約2,700万円
解決のポイントと増額内訳: 弁護士による粘り強い交渉の結果、当初「20対80」と言われていた過失割合を、最終的に被害者側に有利となる「15対85(被害者様が15%)」へ修正できました。
また、後遺障害11級に基づく各損害項目が適正な裁判所基準で評価され、逸失利益については当方主張額が満額認められ、約2300万円を獲得して示談解決に至りました。
所感(担当弁護士より)
「直進バイクと右折自動車」の交差点事故は、バイク側の被害者が多発性骨折などの非常に重篤なケガを負うケースが多い典型的な重大事故です。
本件では、顔面の骨折だけでなく、骨盤の骨折や膝関節の脱臼、手首の負傷など、全身にわたる多数の重いケガを負われました。このように複数の部位に重篤なケガや後遺症が残るケースでは、それぞれの症状(関節の可動域制限や痛み、咀嚼の困難、傷跡など)を漏れなく拾い上げ、総合的に適正な「後遺障害等級(本件では11級)」の認定を受けることが、将来の減収分に対する適正な補償(逸失利益)を獲得するための極めて重要なポイントになります。
また、交差点での事故において争点になりやすい「過失割合」も見過ごせません。保険会社の初期提示(本件では相手方から20%の過失主張)をそのまま受け入れてしまうと、総賠償額が大きくなる重傷事案ほど、引かれる金額(過失相殺)も甚大になります。
本件では弁護士が介入して交渉した結果、被害者側の過失割合を改善でき、結果として被害者様の手元に残る賠償金を百万円単位で増額させることに成功しました。
複数の重いケガを負い、将来のお仕事への影響(後遺障害)や、保険会社との過失割合の交渉に不安を抱えている方は、示談の前にできるだけ早く当事務所へご相談ください。