ご相談内容
| 被害者 | 50代 女性 |
|---|---|
| 部位 | 腕、胸 |
| 傷病名 | 左橈骨遠位端骨折、左肋骨骨折 |
| 後遺障害等級 | 12級 |
| 獲得金額 | 1316万円 |
仕事(スーパーのレジ業務)から自転車で帰宅する途中、交差点で相手方の四輪車に左折巻き込みされる交通事故に遭われました。
当初、ドライブレコーダーに衝突の瞬間が映っていなかったため、相手方から衝突の事実自体を否定されるような状況もありました。
この事故で左手首の骨が粉々になるほどの重傷(左橈骨遠位端骨折)と肋骨骨折を負い、手術とリハビリを懸命に続けられていました。
しかし、主治医から「これ以上リハビリをしても痛みやしびれは治らない」と症状固定を示唆され、相手方保険会社からも今後の治療方針について打診が来ていました。手首に痛みやしびれ、むくみ、握力低下が残っており、仕事も休業を余儀なくされている中、ご自身の保険に「弁護士費用特約」がないため、費用倒れを心配して当事務所へご相談にいらっしゃいました。
サポートの流れ
| 項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
|---|---|---|---|
| 後遺障害等級 | – | 12級 | – |
| 入通院慰謝料 | – | 134 | 134 |
| 休業損害 | – | 170 | 170 |
| 逸失利益 | – | 595 | 595 |
| 後遺障害慰謝料 | – | 290 | 290 |
| 入通雑費 | – | 3 | 3 |
| 交通費 | – | 32 | 32 |
| 治療費 | – | 238 | 238 |
| 過失相殺 | – | -146 | -146 |
| 合計 | 0 | 1,316 | 1,316 |
| 単位:万円 | |||
ご自身の保険に「弁護士費用特約」がない(弁護士費用が自己負担となる)ケースでしたが、本件は手術を伴う重度の骨折であり、後遺障害12級の認定が見込まれたため、弁護士が介入することで費用を差し引いてもご本人のお手元に残る金額が大幅に増える(費用倒れにならない)と判断し、受任いたしました。
受任後は、弁護士が保険会社との窓口となり、煩わしい対応をすべて代行しました。
まずは娘様と同居されている兼業主婦としての休業損害やパートの休業状況を正確に把握し、適正な休業損害を主張しました。 また、年齢や骨の癒合状況(粉砕骨折であったこと)から抜釘手術(入れたプレート等を抜く手術)を行わないという医学的判断を尊重しつつ、手首の痛み・しびれ・握力低下といった症状について、適切な後遺障害診断書が作成されるようサポートを行い、無事に後遺障害12級6号を獲得しました。
解決内容
最終獲得金額: 総額 約1,316万円(過失割合10%控除後)
解決のポイントと増額内訳: 相手方からは「1対9(被害者様が10%)」という過失割合が提示されていましたが、後遺障害12級に基づく各損害項目を適正な「裁判所基準(弁護士基準)」で評価し、強力な交渉を行った結果、過失割合による減額(約146万円の控除)を経てもなお、以下のような高額な賠償金を獲得して示談解決に至りました。
逸失利益: 595万円
後遺障害慰謝料: 290万円
休業損害: 170万円
通院(傷害)慰謝料: 134万円
治療費等: 238万円
(その他、通院交通費32万円、入院雑費3万円などが適正に認められました)
所感(担当弁護士より)
自転車と車の「左折巻き込み事故」は、被害者が手首や肋骨の骨折といった重大なケガを負いやすい典型的なケースです。事故当初、ドライブレコーダーの死角などを理由に相手方が接触を否定したり、過失割合で揉めたりすることが少なくありません。
本件における最大のポイントは、「弁護士費用特約」がなくても弁護士に依頼するメリットが極めて大きかった点です。「手首の骨折(橈骨遠位端骨折)」により握力低下やしびれが残った場合、スーパーのレジ打ちといったお仕事や日々の家事に深刻な影響を及ぼします。弁護士が介入し、後遺障害12級を適正に認定させたうえで「逸失利益(将来の減収分)」や「兼業主婦としての休業損害」を裁判所基準で算定することで、賠償額は一気に跳ね上がります。本件でも、逸失利益だけで約595万円が認められております。
特約がないからと示談交渉を保険会社任せにしてしまうと、数百万円単位で損をしてしまう可能性があります。お仕事中の事故や重傷事故でお悩みの方は、費用倒れにならないかどうかの見通しをしっかりとお伝えいたしますので、まずは当事務所にご相談ください。